2005年09月26日

小説版バイオハザード

中央公論新社のC☆NOVELSから
「バイオハザード5 追跡者ネメシス」が発売になりました。
原題は「RESIDENT EVIL NEMESIS」
S・D・ペリーの翻訳モノ第5弾です。

「レッド・オクトーバーを追え!」
を読み終わって、順番からいくと次は
読みかけの「殺戮のチェスゲーム」
あるいはラノベ「ムシウタ」になるはずでした。
でも、このシリーズは何故か
刊行されるとすぐ、買っちゃうんですよね。

今回は、ちょっとこのシリーズの紹介などしてみたいと思います。
このタイトルと原題にピンときたら人は【続きを読む】へどうぞ!

そうなのです。
これはあのコンシューマーゲーム
「バイオハザード」シリーズ
海外で書かれたノベライズの逆輸入翻訳小説なのです。

あれ、じゃあ番号がおかしくない?
と思ったあなたは鋭いです。
さすがに発表されたばかりの新作が
海外で先に活字媒体で発売されるわけがありません。
このシリーズ
基本的にゲームシリーズのノベル版ですが
偶数巻は著者の完全オリジナルなのです。
だから今回の5は、実際は3のノベライズというわけです。

さて、ここで疑問に思われる向きもあるでしょう。

あのストーリーは糞詰まらないゲームを
小説にして面白いのか?


それがですね、結構面白いんです!

これは著者ペリー女史の功績なのですが
かなり大胆なアレンジが加えられているんですね。

例えば第1作。
冒頭数10頁に渡り、出動前のS.T.A.R.Sの
各隊員の様子が描き込まれていて
はっきり言って完全な警察小説になっています。
しかもアレンジも絶妙で
主人公格の一人、ジル・ヴァレンタインは
ゲームでは最初からキーピックを持ってますよね?
その設定を生かして、なんと彼女はプロの窃盗犯を父に持つという設定で
それがキャラの造形に深みを持たせています。

S.T.A.R.Sの設定自体もいじっています。
ゲームでは地方警察内部の一特殊部隊にすぎず
それが超人的な活躍をしたり
巨大企業が目の敵にしたりと
リアリティの欠如も甚だしい安易なヒーロー集団
として描かれていて、とても興醒めしたものですが
それがこちらでは
別に本部のある民間の戦術・救助サーヴィス組織
主人公達はラクーン市の要請でそこから派遣された部隊
という設定です。
おお、なんというリアリティ!

しかも偶数のオリジナル編では
S.T.A.R.Sの他の部隊員が主人公として描かれ
ゲームの主人公達と連携する様子も見られます。
また、完全オリジナルの登場人物で
彼らに情報を与える謎の内通者が全編を通して暗躍したりと
巨大企業アンブレラ社にとって
S.T.A.R.Sは無視できない脅威であり
S.T.A.R.S狩りに乗り出すのも納得の展開なのです。

このペリー女史、かなりわかっていますね〜。

基本的に筋はゲーム版をベースにしているので
ストーリーはお昼の海外ドラマレベルではありますが
原作の弱点を上手く補強した内容は
モンスターホラー要素ありの警察(特殊部隊)小説をお手軽に味わう
には悪くないシリーズだと思います。

なんと言ってもゾンビが出てきますしね!(笑)

5巻を読み終えたら感想アップをアップしたいと思います。
今回はどんなアレンジがされてるのかな?わくわく。

バイオハザード.jpg
S・D・ペリー「バイオハザード」シリーズ
posted by るしは at 18:26| Comment(10) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。Fateと申します。ルシハ様と同じバイオとムシウタファンです。ついに『コード;ベロニカ』が発売になり嬉しい限りです。今後とも宜しく御願いします。
Posted by Fate at 2006年02月03日 18:12
>Fateさん

はじめまして!
コメントありがとうございます。
まさか小説版バイオネタにコメントいただけるとは思ってなかったので嬉しいです。
もしかして・・・
ここ最近「バイオハザード」「小説」等のキーワードで訪れてくださってたのが、もしかしてFateさんでしょうか?
だとしたらバイオネタ少なくて申し訳ないです。

『ベロニカ』発売嬉しいですね!
前巻の感想をアップしてないので(汗)
わたしは敢えてまだ読んでないのですが
面白いといいなぁ。
前巻感想は近日中にアップ予定ですので、お暇でしたら読んでやってくださいませ。

あ、ちなみにムシウタは未読だったり(汗)
ムシウタファンのFateさんにはあぷろんさんのムシウタファン倶楽部(http://aplon3.fc2web.com/)がオススメですよ〜
ってもうご存知かな?(^−^;)
Posted by るしは@管理人 at 2006年02月04日 15:15
かゆ・・うま











う〜・・ブレイン(笑)
Posted by PON at 2006年02月05日 22:37
>PONさん

ちょwPONさん?
なんで最近『かゆうま』にそんなに拘るのか、ちょっと小一時間ばかり問い詰めてもいいかしら?(笑)
Posted by るしは@管理人 at 2006年02月06日 17:29
お返事いただき大変嬉しいです!!しかもムシウタのサイトまで!!もう至れり尽くせり!感無量!!です。嬉しさのせいでなんか日本語がおかしくなってる気が・・・(汗)ちなみにちょくちょく着てたの多分自分です。自宅から、学校のパソコンからこのお部屋に遊びに来ていましたんで、かなり・・・。
Posted by Fate at 2006年02月19日 13:13
>Fateさん

あ〜やっぱりそうでしたか!
ホント、バイオネタ少なくて申し訳ない(^−^;)
最近うちの店で小説バイオの@〜Bを注文のお客さんがいたりして、るしはの周辺ではプチ小説ブームです。
う〜ん、いい感じ。
ただ、小説バイオは6で一旦打ち止めみたいなのが残念ですね〜是非継続してほしいところです。
では、またお暇な時にでも訪れてやっけくださいませ。
Posted by るしは@管理人 at 2006年02月21日 20:17
早速来ちゃいました・・・。(笑)
小説ブーム到来!!って感じですか〜。やっぱり読書は最高ですよね〜!!
それにしてもバイオ小説がベロニカで打ち止め!?そいつはショックです。S・Dペリーさんの住むアメリカでは次の話『コード・ゼロ』(ゲームでいうバイオ0のシナリオ)まで出てるのに・・・。残念無念でなりません!!
ところで『ウィザーズ・ブレイン』という小説知ってますか?電撃文庫の小説なのですがかなり面白いです。ただ、本屋で立ち読みできる厚さじゃないのと内容がかなりマニアック(変な意味ではなく)なのでご注意を。
P,S ムシウタのサイト行ってきました!改装中だったのが残念ですがとてもよかったです。
長くなってすいませんでした。また来ます。
Posted by Fate at 2006年02月22日 18:50
>Fateさん

遅ればせながら小説版バイオ5感想アップしました。駄文ですが、読んでやってくださいませ。

さて、6巻の感想はいつになることやら(^−^;)

『ウィザーズ・ブレイン』、タイトルは知ってますよ。ちょっと前に売れていたシリーズですよね?
そういえば、新進の作品群(シャナとかインデックスとか)の勢いに押されてか、最近棚に姿を見かけないなぁ(T−T)
Posted by るしは@管理人 at 2006年02月24日 01:39
すいません!!上の文に間違いがあります!

弟が起こしたのは“小説”ではなく、“小説ブーム”でした。

ご迷惑かけました・・・。
Posted by Fate at 2006年02月24日 18:47
やはり知っていられましたか!!流石としか言いようがないです。『ウィザーズ・ブレイン』シリーズは大体一年おきに出版されてます。ただ、最近は内容が濃くなり文章量も増えてきている為かなり不定期に・・・。ファンとして悲しいところです・・・。
さて、Fateには双子の弟がいます。彼が「何か本を貸せ」と言うのでムシウタを貸したところ・・・、なんと!るしはさんに続く小説(ムシウタonly)を弟が巻き起こしてしまいました!(笑)
また長くなってしまいましたね、すいません・・・。また来ます。
Posted by Fate at 2006年02月24日 18:52
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック