2006年12月18日

ブラディサンデー(原題:BLOODY SUNDAY)

1972年1月30日、日曜日。
北アイルランド、デリー、下院議員クーパー主催の平和的な公民集会。それが一部の過激な若者達の行動と、駐留するイギリス軍兵士の緊張と思い込みが発端となり、マーチに集まった市民達に向けて英軍兵士が発砲。
結果、13人の死者を出した「血の日曜日事件」を描いた実話の映画化作品。
bloodysunday.jpg
ブラディサンデー(原題:BLOODY SUNDAY)
監督が「ボーン・スプレマシー」のポール・グリーングラスだから観たのですが、結論から言うと、るしは的にはイマイチだった・・・かな?

とは言っても、その迫力はさすがグリさん、凄まじい。
マーチを外れ、投石をする若者、度重なる暴動にしびれを切らしている現場の軍人達・・・ここらへんからの緊張感の維持は、まさにドキュメンタリー・タッチで鳴らすグリさんの真骨頂。

いっそ、完全にドキュメンタリー・フィルムっぽく撮っていてくれたらな。
一応、主要人物には、普通に映画的なシーンが(主に前半に)あるんですよ。
そこらへんの「映画っぽさ」と、中盤以降の「ドキュメンタリーっぽさ」が、なんかるしはには乖離して感じたのでした。
ドキュメンタリー的演出が効果的な分、前半や映画的シーンがヤラセっぽく感じてしまうというか・・・(う〜ん、表現ムツカシイ。語彙が足りない〜)

とはいえ、事件の凄惨さと、混乱っぷりは十二分に伝わってくるので、「血の日曜日事件」に興味があって111分の余暇があるなら観る価値アリです。
事件後の兵士達への審問の答えが、とても怖い。
「銃で撃ってきました」「火炎瓶を投げようとしたので」「銃を持っていたと思います」云々・・・実際民間人は誰一人として武装してなかったんですけどね。
兵士達も意図的に丸腰の人間を撃ったわけじゃなく、混乱し、ハイになって、ただ「あいつらは敵だ」という意識で撃ちまくっただけ。
虐殺のきっかけからしても、自分達の威嚇射撃を「敵の銃撃」と誤解したからですし。
審問で「どんな銃を持っていたか?」「銃は回収したか?」という問いに、一様に押し黙り、困惑する兵士達。
怖い。

しかし、111分もあったんだ・・・もっと短く感じてた・・・さすがグリさんだ。
個人的には「ボーン〜」のようなフィクションで、また凄まじい迫力を魅せてほしいな〜と思います。

「ユナイテッド93」はどうしようかなぁ・・・?
posted by るしは at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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