2006年12月17日

デニス・レヘイン「闇よ、我が手を取りたまえ」感想

現在の読書モードはすっかりハルヒづくしです。
おかげでSFマインドが復調気味。
ついついストロスの新作買ってしまったり。
ま、気紛れなんでどうなることやら、って感じですがw
では、すっかりUPを忘れていたレヘイン第2作感想を。
Darkness,TakeMyHand.jpg
デニス・レヘイン「闇よ、我が手を取りたまえ」(角川文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
このドーチェスターの街で、マフィアに狙われる人間の依頼を受けることは、最大の自殺行為だ。そして探偵パトリックとアンジーのもとを訪れた精神科医ディアンドラも、アイリッシュ・マフィアとのトラブルを抱え、息子の命を脅かされていた。躊躇しかけるパトリック。しかし彼の背中を、永遠に生きつづけるつもりなの、とアンジーが押した。だが二人が飛び込んだのは、この街と住人が二十年にわたって隠蔽してきた、想像を絶する深い闇への入り口だった―。よりハードに、よりスタイリッシュに進化した極上のディテクティブ・ノヴェル。

レヘイン(ルヘイン)については、最初に読んだ「シャッター・アイランド」から出来る限りネタバレを回避した感想を目指してたんですが・・・
こういう作中の展開が蓄積されていくシリーズ物だと、前作のバレをも回避すると何も書けなくなることに気付きました。
・・・どうしよう?
例えば、
前作「スコッチ〜」では殆ど喋らなくてパトリックとアンジーにしか気を許さない殺戮モンスターといった印象のブッバたんが、今作「闇よ〜」では長々喋ったりマフィアのボスに丁寧語を使ったりしたので吃驚!そんな頭があったのね!
(大変失礼w聞かれたら殺されてしまうな)

なんて感想を書いただけで「あ、ブッバは死なないのね」というネタバレになってしまうのよ。ああもうっ!

「スコッチ〜」の感想も読み返してみたら、「単に後味が悪いハードボイルド」にしか見えないじゃん!ああもぅ!


・・・まぁいい、感想いきます。
前作「スコッチ〜」も、まぁ、真上の表現を流用すれば「後味が悪い」オハナシでしたが、今作「闇よ〜」は・・・もっと重かったよ!
「スコッチ〜」は、主人公から見て、あくまで他人の話なんだよね。
その根底にある問題は、パトリックにとって決して無縁なものではないものの、あくまで、他人に降りかかったあまりに悲惨な現実を見せつけられて、世を儚む、そんな感じ。
しかし、「闇よ〜」は違う。今度は主人公たちに降りかかるのだ。モロに。
後半読んでて、「もしかして読む順番間違えた?これシリーズ完結編なんじゃないの!?」と思わずカバー捲って確認したほど、壮絶な展開。

後3作もあるのにここまでやっちゃって大丈夫なの!?レヘインさん!?
と、見当違いな心配をしてしまったるしはでした。

2作目で面白さが倍増って、凄い。デニス・レヘイン(ルヘイン)、コレはマジで大当たりかもしれない。
posted by るしは at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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