2006年05月29日

ディーン・R・クーンツ「デモンシード完全版」感想

これまた「隣の家の少女」等と一緒に100円で買った古本です。
ホラー好きのわりに、何故か読んでなかったクーンツ作品、読んでみました♪
demonseed.jpg
ディーン・R・クーンツ「デモンシード完全版」(創元SF文庫)

・・・・・・自我を持った人工知能が、惚れた女性を監禁して子供作ろうとする話。

・・・・・・「隣の家の少女」「地下室の箱」ときて、コレか・・・・・・
な、なんか監禁小説好きと思われないかな!?Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)
ええーと、るしははいたって健全な精神と嗜好の持ち主ですのでっ!(汗)

では、言い訳もすんだところで、感想を(^_^;)

これは手法の勝利、ですねぇ。
最初三人称視点と思わせて、実は人工知能プロテウスによる一人称視点なんですよ。
監禁されてる女性の描写も、あくまでプロテウスの「語り」という変化球。
全編が、人工知能による、言わば「身勝手な言い訳」なんです。
だから、映画なんかだとクライマックスになりそうなシーンも、プロテウスが見てないシーンは当然描写されなかったり、そこらへんも面白かったです。

上で書いたあらすじに反して、エロ小説的な要素はありません。
プロテウスがやたらヒロインの胸を賛美するくらい(^_^;)

それにしても、このヒロインは強い。
ヴァーチャルシステムでのトラウマの克服もそうだけど、プロテウスへの逆襲の仕方、あの選択は、なかなか出来ないですよ・・・・・・
あのラスト付近のヒロインの選択、女性から見たらどうなんでしょう?

後書きが、なんと瀬名秀明。
やはり「語り」(人称)についての、読み応えのある後書きを書いているんだけど、るしははつい、「パラサイト・イヴ」の終盤の展開に、デモンシードのラストとの類似性をみて、なんとなく瀬名登用の理由を納得しちゃったりしました。

クーンツ、結構面白いですねぇ。もっと読んでみたいな。

残念ながら殆ど絶版ですが(つд・)

こりゃ収集に手間かかりそうです・・・・・・
(なんとか「ウォッチャーズ(上・下)」「ベストセラー小説の書き方」はゲットです♪(σ´∀`)σ)
posted by るしは at 12:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これ映画化されてましたよね。
ワクワク(主にエロ方面)してみたら
相当、なんじゃこら?だった気がします。
着想は結構すごい話なんですけどねぇ。
(このあたり突き詰めてゆけば、本来は
 攻殻機動隊の「ゴースト」の扱いとかと
 大して変わらなくなる・・・はず)
Posted by PON at 2006年05月29日 23:57
>PONさん

さすがPONさんご存知だとは!
わたしは観たことないんですよね。羨ましいっ!
その「なんじゃこら?」具合を確認したいところですが、きっとレンタルとかは出回ってないんだろうなぁ・・・^^;
Posted by るしは@管理人 at 2006年05月30日 15:49
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