2006年01月09日

原作版『ハリー・ポッターと賢者の石』感想

harrypotter1book.jpg
思ったよりも早く読み終わってしまいました。
さすがに児童書カテゴリ、読みやすいですね。
しかし、これまた不思議な事です。
どちらかというとページがぎっしり活字で埋め尽くされているのを好み、創刊当時のスニーカー文庫(特にアニメ脚本あがりのページの下4分の3が空白で、書いてある文字はよりによって擬音、みたいなw)を毛嫌いしていた過去を持つるしはが、文字が大きくて行間スカスカな児童書を読んでニヤニヤしてるんですからね。
児童書読むなんて、それこそ児童だった頃以来ですよ。

では、感想いってみます・・・が。
スイマセン、映画版をふまえた上での感想になりそうです(^−^;)
映画版のちゃんとした感想を書いてないので、ちょっと公開するには不親切かな?とも思いましたが・・・もう完璧に映画版の情報が脳細胞にインプットされちゃってまして。
両者の観賞にある程度の時間差があればよかったんですが・・・映画自体も立て続けに見ちゃったし・・・
『賢者の石』『秘密の部屋』『アズカバンの囚人』は原作を読んでから、映画版も込みでの感想で失礼いたしますm(_ _)m

しかし、そうするとカテゴリ分類に困りますね・・・映画?小説?
いっそハリポタでカテゴリ新設しよかな。うん、そうする。

、映画版では1年間の様子を全て描くわけにもいかず、各シーンともシェイプされたり、丸々カットされたりした部分が楽しめて良かったです。
ダーズリー一家の手紙からの逃避行(笑)もたっぷりですし、マルフォイとの出会いも印象的。
クィディッチの試合も2回ありますしね。
あと、映画版でちょっと『んん?』と思ってた点も、『あぁ、なるほどね』と氷解しました。
やっぱり、1年間455ページの内容を映画1本に収めるには、大胆なカットがいるわけですね。(それでも152分もあるわけですが)
では、カットされたシーンで、るしは的にココ重要!と思えるシーンを挙げてみます。
(以下ネタバレにつき反転)

■まず、スネイプ先生の過去の暴露。
真っ先にハリーの疑念の的になるスネイプ先生、実はクィレルを見張り、ハリーを守っていたわけですが、映画版ではクィレル(ヴォルデモート)が明かすのみで、るしは的にイマイチ信用しきれない感がありました。
それが原作ではダンブルドアによって、スネイプとジェームズの関係、スネイプの複雑な胸のうちが明かされ、こちらもようやくスッキリしました。
ゼブルス・スネイプ、イイ奴じゃん!
るしはは映画版『アズカバン』を観るまで、しつこくスネイプを疑ってましたよ(^−^;)

■そして、グリフィンドール大減点と、最後の大逆転。
この大減点シーンは入れて欲しかったですね。
ハグリッドとノーバートのシーンが大幅に削られたせいだとは思いますが、大減点と、それに続くハリー達への村八分(古いかw)のシークエンスは、ラストの印象をかなり変えると思うんですよね。
映画版ラストの、賢者の石を守ったことへの、ハリー、ロン、ハーマイオニーへのかけ込み得点。確かに、彼らは困難を克服して悪を打ち破ったわけですが・・・映画の展開だけを見ると、どうしても『でも、それを寮杯の点数に反映させるのはどうだろう?』
なんか、えこひいきっぽく感じてしまうんですよ。
それが原作版では、かなりニュアンスが違います。
まず、2回のクィディッチの勝利で、その時点でグリフィンドールはトップです。
それがハリーら4人の大減点で最下位に転落するわけですが、その原因は元を辿ればヴォルデモート。
彼の暗躍がなければ、ありえなかったはずの減点なわけです。
ですから原作版では、ヴォルデモートの野望を挫いた3人にかけ込み得点が与えられるのも、純粋に『不法に奪われたモノを取り戻した』って感じで納得できるんです。
それまで村八分扱いだった彼らを拍手喝采がつつむのも、カタルシスに差がありますね。
まぁ、ネビルの得点のシーンがあったのが救いでしょうか。

■最後に細かい点ですが、ハーマイオニーの退場の仕方。
映画版だと、何故そこでハリーを一人で行かせるのか、ちょっと理由付けが弱いんですよ。
いくら気絶してるとはいえ、そこでロンに付いている意味はあるのかな、と。
それが原作版では、一人しか進めぬトラップで、しかもその謎かけを解くのが『冷静な論理を用いて対処した』ハーマイオニーですからね。
ハーマイオニーの見せ場でもあり、同時に自然とハリーを一人で最後の舞台に立たせるこの展開、映画版にもほしかったところです。


(以上、反転終了!)
原作の訳者あとがきを読んで、何故るしはがハリポタに惹かれるのか、その理由のひとつがわかった気がします。

ローリング作品の魅力は、壮大なスケールの構想の中にちりばめられた繊細なディテールである。

そう、読みやすい文章の後ろに、魔法社会の仕組みや、その様相(設定)が見えるんですよね。
例えば、ハリーに贈られた箒『ニンバス2000』
箒にメーカー名と型番が!(イカス!)
つまり、箒を作るメーカーと、いくつものブランドがあるってことですよ。それこそ現実の車メーカーのように毎年新車ならぬ新箒を、モーターショーみたいな所で発表してるのかしら?
・・・とか、つい想像してしまいます。
ハグリットが手に入れたドラゴンにも、ノルゥエー・リッヂバック種という分類がすでに存在していて、しかもロンの一番上の兄はドラゴン研究者だった!・・・など、世界観が広がります。
クィディッチの斬新なルール設定は勿論言うに及ばず、です。
こういう作り込まれた設定や、ガジェットの使い方が、サイバーパンクでSFに足を突っ込んだるしはを惹き付けるポイントの一つになっているんでしょうね。

あわわ、もうこんな時間!今日は帰りが終電だったからなぁ。
これはとっとと寝なくちゃ!明日の映画版『炎のゴブレット』は、一応、初回狙いですからね!
多分、かなり凝縮した内容になると思われるので(だって、原作は上下巻ですから!)出来れば2回観て理解を深めたいところです、が・・・さて、どうなりますか。
ではではおやすみなさい!
(うひゃーなんかドキドキしてきた♪)
posted by るしは at 02:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ハリポタ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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