2005年09月08日

ランド・オブ・ザ・デッド公開記念

本当はですね、近代ゾンビの生みの親、ジョージ・A・ロメロ監督最新作「ランド・オブ・ザ・デッド」の感想を書く予定だったんですが・・・劇場の大画面でホラー映画観るのは怖いので諸事情により予定を変更。
本家本元ゾンビ映画最新作の日本公開を祝して、ちょっと語ってみます。

皆さんは最近の「走る系」ゾンビ映画をご覧になったでしょうか?
「28日後・・・」「ドーン・オブ・ザ・デッド」です。

るしは的な感想を簡単に述べさせてもらえば

「ドーン・オブ・ザ・デッド」
冒頭10分は最高。ゾンビ映画の全ての要素が凝縮され、「走るゾンビ」の設定を生かしたスピーディな演出で、「一夜明けたら地獄絵図」を見せてくれました。
・・・その後は全く観るべきところがないのが残念。
リメイクの悲しさか(本作はロメロの同名の傑作のリメイク。本家の邦題は『ゾンビ』)ゾンビの設定を変えたのに、原作と同様のシチュエーションで展開するため、ご都合主義的に破綻してしまっています。

一方の「28日後・・・」
走るゾンビ(正確には凶暴化した人間)の描き方としては、こちらの方が正しいのかもしれません。
ゾンビの脅威は迫り来る地響きのような足音で、主に表現されています。
相手は全速力で跳びかかって来ますから、襲撃や撃退劇はほんの一瞬です。
圧倒的に相手の方が強いわけですから、長時間の格闘などありえないわけです。
ですから、人間との絡みは少なく、後半は人間同士の諍いに焦点があてられるため、ゾンビはほとんど「背景」と化し、ゾンビ好きにはいたく物足りなかったりします。

なので「走る系」じゃないのですが
コメディー作品である「ショーン・オブ・ザ・デッド」の方が、るしはの琴線に触れる内容でした。
笑いをとりつつ、ゾンビ映画の基本は押さえる演出は、見事の一言につきます。
ただ、ゾンビの設定は完全に「ゾンビ」を踏襲し、新しい試みはありません。
(奇をてらって破綻するなら、普通のゾンビでイイんですけどね^−^;)

さて、そこに本家ロメロ翁の登場です。
前作「死霊のえじき」(この邦題、なんとかならなかったのかなぁ・・・原題はDAY OF THE DEAD)において、僅かに知性と生前の記憶(体の習慣レベルですが)を持つゾンビ「バフ」が描かれました。
育ての親(件の博士ですが)の死に泣き叫び、拳銃で復讐を遂げた彼の、最後の敬礼(生前は兵隊だったのです)は、何度観ても胸にきます。
そのバフの発展形なんでしょうか。
「ランド・オブ・ザ・デッド」のゾンビ達は武器を扱う知性を持ち、団結して人間を襲うとか。

ゲーム好きなら、ここである危惧を抱くんじゃないでしょうか。

それってバイオハザード4やSIRENになっちゃうんじゃないの?

・・・と、いうことです。
既にゲームで体験した光景を観る事になるのでは・・・という不安があります。
どういう理由で、ゾンビが意思を持つに至ったか、その理由も気になります。
バフはイレギュラーな存在だから、良かったんですが
ゾンビ発生の謎と同様「結局ヨクワカンナイ」ですませられると、さすがにガックリでしょうしね。

正直、ロメロの近作を見る限り過大な期待は禁物な予感はしますが、なんと言っても元祖の最新作ですから、(レンタルを待っての観賞になりますが)楽しみにしたいと思います。
ホントに、面白かったら最高なんですけどね!(^−^)
posted by るしは at 02:20| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする